AIDS~30年
1981年6月5日、アメリカでCDC(米国疾病予防管理センター)によって、初めて「原因不明の感染症」、後にAIDSと名づけられた症状についての正式な報告がなされてから、今日でちょうど30年になります。
国連の調査によれば、過去10年の間に新たに感染したHIV患者の数は25%減少しており、AIDSによる死亡率も下がってはいるものの、治療が受けられる患者の数は地域によって大きく異なり、世界的に見ればまだまだ目標を遥かに下回っているそうです。
2010年の12月の時点で、AIDS患者の数は約3千4百万人、新たに感染した患者は2百60万人。
未だにその完全な治療法は見つかっておらず、感染すればウィルスを抑制するために、生涯抗レトロウイルス療法を続けることになる怖い病気ですが、最近になって、世界で初めてAIDSを克服、完治したという男性についての医学的報告がなされました。
この方は2007年に、HIVに耐性のある遺伝子を持つドナーの幹細胞を使った骨髄移植を受けて以来、AIDSの治療薬も飲む必要が無くなり、医学的に見て完治したといえる状態だそうです。
とはいえ、HIVに耐性のある遺伝子を持つのは白人で1%と言われていて、この方法で患者に骨髄移植が行える、完全に一致するドナーを見つけることが困難なのは明白。来年には治験も始まるそうですが、この幹細胞移植が実際の治療に活かされるにはまだ時間が掛かることは間違いありません。
AIDS根絶に向けての一番有効な対策は、まず予防。
そして予防に最も効果的なのは、やっぱりコンドームなのです。
女の子だって「ちゃんと使ってね♪」とさり気なく言えるように、可愛い勝負ゴム(?)を常備して、自分と相手を守りましょうねvv
タグ : AIDS
2011/06/05 21:40 | AIDS撲滅・コンドーム | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP