げいおーけい
おかしなタイトルですが(汗)、つい韻を踏ませてみたくなったので…^^;
最近アメリカの、特に若い子の間で、
「ゲイ、だから何?」
っていう感じになってきている、というお話。
ちょっと前の NY Timesの記事ですけど、
「同性愛を道義上OKな関係として受け入れられる」
という人が、アメリカで初めて過半数を超えたそうなのですvv
そしてそういう偏見を持たない人のうち、初めて男性のパーセンテージが女性を超えたんだそうです。
この新しい傾向は、若い世代の男性ほど顕著で、18歳から49歳の間の男性の間では、同性愛を受け入れられるという人は過去4年間に48%も増えているんだそうです。
50歳以上の男性の場合でも26%増。
この男性の間の急激な意識の変化の原因ははっきりとは分からないそうですが、考えられる原因としては…
1) 接触説(The contact hypothesis)。
カムアウトするゲイ男性が多くなればなるほど、男性の側も偏見を持つのが難しくなる。カムアウトしているゲイ男性がアスリート、セレブ、兵士と多様化するほど、古い偏見に満ちたステレオタイプが意味を持たなくなるし、ゲイやレズビアンの知人(家族、友達、同僚等)がいる人ほど、一般に彼らを受け入れ、支持する傾向にある。
ちなみにこちらのCBSの記事にも同じような統計結果が出ていて、1992年の42%と比べると、2010年にはゲイやレズビアンの知人がいる、というアメリカ人の数は77%に増えているそうです。
30歳以下のアメリカ人は特に同性愛に偏見がなく、この世代では84%が個人的にゲイやレズビアンの人を知っていると回答しているそうです。ちなみに65歳以上の人の場合は66%。
保守派の中でも若い世代は同姓婚に全く偏見、というより関心がなく(汗)、
「何としても同姓婚は止めなくてはいけない!」
という人はたった1%だったんだとか。(こちらの統計)
ちなみに中絶反対は10%なので、若い世代の間では同性愛は完全にnon-issue、わざわざ問題にすることじゃない、という感じになってきているのかもしれないですね…。
2) 男が平等という感覚を持つようになっている。
男はどんどん「他者」と平等であることに慣れてきているし、それがそう酷いことじゃないっていうのも分かってきている。フェミニズムや公民権運動と共に始まった広い意味での受容の意識(expanding sense of acceptance)が、今やゲイライツ運動にまで広がってきている。
そう言えば、最近の経済破綻で、アメリカで働く女性の数が男性の数を上回ったと聞きました。全体としてみれば、まだ女性の給料の方が男性より低いものの、そのせいで逆に解雇された従業員の中に男性が多かったのかも?
私の周りでも、働く女性&家事や育児に励む夫や彼氏、っていうカップルさんがひじょおおおおぉーーーーーに多くなりました。
生きやすい世の中になったものです♪
3) たちの悪いホモフォブほど、実は隠れホモ、ということが明らかになってきている(←テッド・ハガードやジョージ・リーカスが例に挙げられています^^)。
男性のホモフォビアの原因が、彼ら自身の同性愛傾向に対するリアクションであることが最近のリサーチで分かってきて、これにヘテロの男性も気が付いているし、一緒にされたくないと思ってる。
全くその通りで、今時ホモフォブなんて、脳みそ空っぽの馬鹿か、自分がゲイであることを否定しようと躍起になってる悲しい人しかいませんから。
そうじゃない人は、ホモフォブなんて恥ずかしいと思うんだよね。
友達の甥っ子(オープンリーゲイ)は中学生なんですけど、学校の劇にドレス姿で出演した時、劇を見に来てたクラスメートのおばあさんにちょっと嫌なことを言われたらしいのです。そしたら、その生徒さんがおばあさんのことを凄く恥ずかしがって、逆に「気にしてないから、大丈夫だよ。」って慰めて上げないといけなかったんだとか。
なんかとっても微笑ましいですよね☆
話を聞いてると、彼は2、3年前はとってもオドオドした子みたいだったのに、中学生になったらみんな、親や爺さん婆さんに関係なく自分の考えを持つようになるせいか、今は仲の好い子も出来て、楽しく学校に通ってるみたいですvv(←子供ってほんとあっという間に成長するよね^^)
男性の間ではまだセクシュアリティに関することとなると抵抗が強いものの、それでも最近は、
「ほぼストレート」
という、同性に惹かれることがあるのを認める男性も増えてきているんだそう。
「だからって実際に行動に移さないとは思うけど、でもタイプな男(right guy)がいて、たまたまそういう気分の日(right day)に、ちょっとビールを引っかけていて…ってなると分からないよね。」
(≧∇≦)
やはり男にはドンドン飲ませなくてはですねっ!(笑)
「ブロマンス」っていう、男同士の濃い友情を現す言葉も定着してますけど、こちらのゴシップブログ様でしばらく前に、
「ゲイとストレートの男の友情のためのお約束」
みたいな企画もされてましたww
面白いけど長いので、一部だけ要約(意訳)してみます。
「君とセックスしたいわけじゃない。ゲイと会うっていうと、言い寄られるんじゃないかって心配するのがストレートの反応だけど、ストレートだからってどんな女とでもやりたいわけじゃないのと同じで、僕らだって男なら誰でも好いってわけじゃない。相手がゲイでもやりたくない奴は一杯いるし、君がストレートな上にイケてないとすれば、全くやりたいと思わないから安心して。」
「でも君が好い男なら話は別…。君がイケてるならそりゃやりたいよ。魅力的な上に女好きなんて最高。だから君にいちゃつくし、誘ってみたりもするけど、それは君が喜んで好いことなんだよ。僕らも君がほんとにストレートだって確信したらお誘いは止めるし、それより君と一緒に映画を観に行ったりするようになる。とは言っても、君がもしある日酔っ払って僕らとおっぱじめたとしても、それを止めたりはしないけどね。」
(^▽^;)
後は、「別にファッションのアドバイスをしたいわけじゃない」とか、「大工仕事みたいなこと頼んでも怒らないように」とか、「男がイケてる時はちゃんとそう認めるように」みたいなことも書いてありますww
そう言えば、この間友達(♂)と彼のゲイ友(←私はそんなに親しくない)と一緒に会ったんですけど、ゲイな彼(仮にトム君)が腕に痛々しい真っ白な包帯を巻いて現れたんです。
「一体どうしたの?」
って友達が聞いたら、彼が真面目な顔で答えた。
「彼氏と二人で窓ガラスに体重掛けて揺すったら割れた。」
不覚にも一瞬何のことか分からなかった私の耳を、友達が素早く抑えて叫びましたw
「そんな話は聞きたくねーよっ!」(←よく咄嗟に意味が分かったなw)
(^-^;)
いや、私の耳を押さえたところで…つか、その程度でビクともするような腐耳じゃないですけどねww
その後も人の耳を押さえながら、
「お前何やってんだよー!」
「うふっ♪もっと聞きたい?」
「聞きたくない、聞きたくないっ!!」
みたいな会話が展開していたのでした(笑)
トム君、私や他の友達と話す時は全然普通なのに、この彼が居ると急にきわどいこと言ったりしちゃうのは、絶対からかって遊んでるんだよね?( ̄ー ̄;
弄られてる方も赤くなりながらまんざらでもなさそうで、ブロマンスは傍で見ているととても楽しいのであったww
ほんとはどうして腕を怪我したのか聞きそびれたけど…まさかあの話がほんとなわけ…?!(汗)
まあ知り合いのことなので、深く考えるのは止めます^^;
それはともかく(汗)、確かにこのブログを始めてからのほんの3年ちょっとの間にも、色んなことが変わってきたなって感じはする。
新しい大統領のチェンジの少なさにがっかりする声もあるけれど、でもやっぱりB/C時代と比べたら、格段にゲイフレンドリーな政権であることは間違いないし、その影響もあるはず。
B/C、特にCに関しては、政権交代以来、ますますその悪行が明らかになってきているし、あいつらの時代が終わっただけでも良かった、って改めて思います。
現政権の間に、色んな問題が一気に前進すると良いのですけど…。
その辺はまず、ミッドタームエレクションと呼ばれる今年の選挙の結果で占うことになるかもですね。
2010/07/27 22:31 | ちょっとBL・ゲイ | COMMENT(3) | TRACKBACK(0) TOP