そろそろ投票‐結果追記☆★☆ゲイライツ完全勝利☆★☆
ご存知、今年はアメリカ大統領選挙の年。
投票日は11月6日ですけど、カリフォルニアのabsentee ballot(不在投票)のデッドラインは10月30日の火曜日ということで、いい加減に投票用紙に記入しなくてはです~
追記-接戦になるかと思われましたが、結果はオバマ大統領の大勝利(前回ほどではないですが)に終わりました。おめでとうございます!!
もちろん大統領を選ぶだけなら簡単なんですが、4年に一回の大統領選挙の年には、カリフォルニア州のpropositions(議案?)も一気に州民投票に掛けられるため、それを読んで投票するのが大変なのです^^
4年前はもちろんProp 8という大物があったわけですけど、他にも色々と議案があったのは前回も書いたとおり。(『カウントダウン』)
今年はProp 8ほど注目度の高いものはありませんが、それでもやっぱり難しい!というか、Prop 8は投票自体は簡単だったんですよね。明らかにNoでよかったんだから…。
ともかく前回はブログに書いたおかげでどんな案件があったかかなり記憶しているので、今回も書いておくことにしました^^
前回は12のpropositionに143ページのガイドブックだったようですが、今回は11のpropositionに同じく143ページのガイドブック…。
とても全部は読めませぬっ!!(涙)
とりあえず幾つか上げてみますと…
Prop 30は教育・公立学校のための一時的増税で、所得が$250K(2千2百万円ほど?)を超える人への加増ということで…Yesでしょう♪
知事がCMでProp 30に入れるように呼びかけてたし、まあOKでいいかと思います^^
追記‐Prop 30は私が寝てから(笑)、明け方になってようやく通りました(54%)。
追記‐Prop 32組合の政治力を削ぐための法案は通りませんでした(56.1%)。
Prop 34はカリフォルニア州で死刑を廃止するかどうか…。
色々とご意見はあるかと思いますが、これにもYes票を入れることにします。
被害者の方の立場に立ってみれば、というか自分だっていつかその立場になる可能性があると思えば難しい問題ではありますが、でも死刑の存在自体が犯罪を抑止する力になることはなく、加害者の死で誰かが本当の意味で救われることもまたないと思いますので…。
追記‐Prop 34は残念ながら通りませんでした(53%)。
Prop 35はHuman Trafficking(人身売買)への刑を重くする。反対してる人は、中途半端な法案だから却って危険だって言ってるらしいですけど…。Yes でいいよね?
追記‐Prop 35は無事通りました(81.1%)。これに反対してた奴らって何なの?
Prop 37は遺伝子組み換え食品の表示を義務付けること。
これ、S大の教授がCMに出てきてやたら反対してるんだよねー。モンサント(遺伝子組み換え食品の大手メーカー)辺りから金貰ってるのか?と疑いたくなります><
正直TVでも、これに反対するCM放送が一番多くて、どうやらほんとに食品メーカーが反対キャンペーンのために1日一億とも言われる大金をぶっ込んでるらしいんだよね。(リスト参照)
Prop 37に反対する企業のリスト(画像クリックで大きくなるよv)
断固YESだわ!!
追記-残念ながら、大金を投じた企業側のキャンペーンにより、Prop 37は早々に破れました。
それと今年はカリフォルニア以外の州で、同性婚についての州民投票が行われますので、そこにも注目!!
メイン州
2009年に州議会で一度は合法化された同性婚が、その年の11月の選挙で州民投票によって覆されたメイン州。
今年はそのリベンジのために、今度は同性婚を合法化すべく州民投票が行われます。
メイン州にお住まいで投票権のある方はQuestion 1にYesだそうです。
追記‐アメリカで初めて同性婚が投票、つまり多数決によって勝利しました!!
もう時代の流れは変えられない。ゲイライツ、そして基本的人権の勝利におめでとう!!
メリーランド州
今年議会で可決されたばかりの同性婚が州民投票に掛けられます。
Question 6でYesかNoかを決めるそうですので、賛成の方はYesに!
追記‐メインに続いてメリーランドでも同性婚勝利!
ワシントン州
やはり今年議会で可決されたばかりの同性婚が州民投票に掛けられます。
Referendum 74にYes票を!
追記‐メインとメリーランドに続いてワシントン州でも同性婚勝利!
ミネソタ州
こちらは州憲法で同性婚を違憲とするための法案が州民投票に掛けられます。
時代の流れに逆行しすぎだよっ、ミネソタ州!
Amendment 1に反対票をっ!!
追記‐メインとメリーランド、ワシントン州に続いてミネソタで同性婚を違憲とする試みが投票によって否決されました。
もしこれらの選挙で一つでも同性婚が勝てれば、投票=多数決によって婚姻の平等が勝利する最初の例となります。
なので11月6日にはぜひ、これらの州へのお祝いコメントを書きたいものです~
無事にお祝いコメント書けました♪
4つの州の全てでゲイライツが完全勝利。もはやこの流れは止められませんっ!!
そしてウィスコンシン州ではタミー・ボールドウィン下院議員が、今回は上院議員当選を目指します。
彼女が当選すれば、アメリカ初のオープンリーゲイな上院議員の誕生♪
前知事との間の選挙戦はかなりの接戦だそうですが、ぜひ頑張っていただきたいです!!
追記‐彼女の勝利により、アメリカ初のLGBTの上院議員が誕生しました。おめでとうございます!!
彼女はウィスコンシン州選出の下院議員だったのですが、その彼女の上院選出で空いた下院の議席にオープンリーゲイのMark Pocan議員が選出されましたvv
凄いですね、ウィスコンシン~♪
カリフォルニアのディストリクト41からは、オープンリーゲイで民主党のマーク・田中議員が下院を狙います。
もし当選されたら、アメリカ初のオープンリーゲイで人種的マイノリティの議員の誕生ということになります。
マーク・タカノ議員も当選されました!!おめでとうございますvv
他にも各州でまだまだLGBTの議員さんが当選目指して頑張っておられますので、応援したいですねv
追記‐ゲイライツにとっては本当に記念すべき素晴らしい選挙結果となりました。
4年前、オバマ大統領圧勝の陰で、まさかと思っていたProp 8が通ってしまったことに大ショックだったことを思うと、本当に感慨深いものがあります。
オバマ大統領が勝利演説で、アメリカの強さは豊かさでも軍事力でもない、“diversity”こそがアメリカの強さであり、人種や文化、性的指向を問わず、あらゆる人がお互いをサポートし合う、その絆こそがアメリカを強くするののだと述べられていましたが、まさしくアメリカ市民がそれに賛同していることを示す選挙結果となりました。
コロラドとワシントン州では大麻が合法化。オレゴンでも同様の法案が投票に掛けられましたが、こちらは負けそうだということです。
レイプによる妊娠での中絶に反対していた議員達は落選しましたし、全体としてはアメリカの今後に希望が持てる選挙結果でしたvv
(カナダで地震があったり、ハリケーンが東海岸上陸とか大変なことになってますが、サンフランシスコ近辺はお天気も良くてナイスな週末。しかもSFジャイアンツが4試合連続勝利でワールドシリーズ優勝を決めて、地元は大変な盛り上がりです♪野球に興味がない私も、つい見ちゃいました~優勝おめでとう☆)
2012/10/28 21:26 | ゲイ婚 | COMMENT(12) | TRACKBACK(1) TOP