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ごちゃごちゃ4

えっと、また本サイトで書いてる長編の解説です(汗)

例によって萌えとは関係ない話題ですみませんっ(><)


UTSの1部で、敬吾が盛んに「セラピーなんて役に立たない。」みたいなことを言ってるんですけど、それが私の意見だと思われると困るから、一度ちゃんとセラピーについて書いてみたいと思っていたのです。

でもちゃんと書こうとすると書きにくい…。

セラピーに通ってるっていうのは、割と軽く友達には話したりします。何かあると周りにも勧められるし、人にも勧め易い。とりあえず試してみたら?って感じで。

まあ、ある程度親しい人の場合ですけど…。

それでセラピストっていうのは、サイコロジー(心理学)の博士号を持ってる人で、ちゃんとセラピストとして開業するためには、何十時間もインターンとしてのトレーニングを受けなくちゃいけません。

MA(修士)しか持っていないと、セラピストじゃなくて、カウンセラーの資格になるはず。

サイカイアトリスト(精神科医)は、精神科を卒業してMD(医師)の資格を持ってる人。だから患者に薬の処方が出来ます。前にも書きましたけど、こういうMD-PhDになるには7年掛かる。サイコロジーは学部で言うと、Humanities(人文学部)になるけど、サイカイアトリーはMedicine(医学部)っていう違いも。

だからサイカイアトリストに行く人は少ないと思います。気軽に行こうっていう気にもならないし。どちらかと言えば、周りから強く勧められて、というかほぼ強制されて連れて行かれる場所?(汗)

セラピーには本人が自主的に行くし、学校に来るスクールカウンセラーが、問題を抱えた子供にセラピーを勧めるケースもあると思います。

で、セラピーってほんとに役に立つのか?

これ、私なんかには簡単に答えられない質問ですっ。

はっきり言えば、セラピストにも色んな人がいます。UTSの1部で書いた3P好きな兄ちゃん、ほんとに今はセラピストですから…。

いや、別に3人でするのが好きだろうと、何人でやろうと、それは別に良いんですけど、彼、色々と性格に問題があったんですよね;;

悪い人っていうんじゃないんです。でも、人の話を聞かない…。

彼が人の話を聞いて上げる仕事に就くっていうのが、私には何とも???だったのですね。正直、もしセラピーに行くとしても、彼みたいな人は選びたくないっつーか^-^;

彼もご両親やお兄さんと上手くいってない人で、それで子供の頃から通ってるセラピストがいて、自然に自分もセラピストになって他の人を助けたいと思ったみたいです。それは素晴らしいことなんですけど、でも友達とかに、今日はこういう患者が来てあーだ、こーだ、みたいなことも言うし、現実にはこいつ何だかなー、って感じで…。

こういう人、割と多いんですよねセラピストの方に。患者さんでもあり、同時にセラピストでもある人。

それが悪いとはもちろん言えませんし、いざ仕事となったら彼もちゃんと相手の話を聞いてきちんと対処してるのかもしれませんけど、私はやっぱり彼はヤダ。

まあ、もちろん知り合いとか友達をセラピストに選ぶっていうのは、基本的に駄目なんですけどね。それじゃプロを選ぶ意味がないから。

思うに、セラピストを選ぶには、時間を掛けて自分に合う人を探すことが大事かと。

お医者様を選ぶ時もそうなんですけど、shop aroundって言うんです。衝動買いするんじゃなくて、色んなお店を回って最後に気に入った服を選ぶ。それと同じで、服や靴より大事な医者やセラピストは、色んな人の意見を参考に、じっくり考えてから決める。

日本でも増えてきてるのかもしれませんけど、アメリカは弁護士も多いけど、セラピストも多いです。だから、電話とか短い面接(基本的にタダ)とかで、相手の資格を聞いて、ちゃんと相手のことを確かめてから通うことが出来る。

そこまでするのは、セラピーって長くなることが多いから。

祥平が「こういうの時間かかる。」って言ってますけど、本当にそう。長い間苦しんで来た人は、それだけ長い間セラピーに掛かることになります。

前にカトリック教会が虐待の犠牲者に一人1億円以上支払うことになったけど、それでも安いって書いたのは、心の傷を癒すためにセラピーに通い続ければ、そんなお金、あっという間になくなっちゃうから。

それだけ辛い目に遭った人は、定職に就いてその仕事をキープするのも困難な場合が多いですし、そうなると益々お金が消えてしまうことに…。ご本人だけじゃなくて、周りの家族の方も同じように苦しい思いをしてきてる訳ですから、そういう風に考えれば、賠償金としては決して高いお金じゃないと思ったのです。

だからセラピーが直ぐに誰かの役に立つのかって言うと、それには答えられないんですけど、でも辛くて自分一人で色々抱えきれなくなった時は、やっぱりプロの方の助けを借りた方が良いと思います。

「何を言ってるか分かんないし、私には全然関係ない。」

きっとそう思われてる方が殆どだと思います。この先もずーっとずーっとそうなら、一番良いと思うんですけど…。

もし万が一、「このくらいでセラピーなんて。」とか「この程度のことがあったからって普通はセラピーになんて行かないはず。」とか思われていたとしたら、それは違います。

普通の家庭で普通に育った人だって、色んなことがあるうちに挫けそうになったり、前に進めなくなることがあると思うんです。小さなことが積み重なって、知らない内に凄く傷ついてる場合もあるから、自分に何が必要かは自分で決める必要がある。

って、こんなブログに書いても…^-^;

誤解があるといけないので、念のためでした。長くなってすみませんっ;;

それとちょこっとエロ語解説。

敬吾がロールチェンジって言ってますけど、彼はあんまりそういう用語に詳しくないだけで、リバはversatileです。バーサタイルって元々は、色々対応 出来るとか、応用が利くっていう意味なんですけど、ゲイ業界(?)では、バーサタイルと言えば日本語のリバ。

ただこれ名詞なんで、リバるっていう動詞の場合はどう言うんでしょう?

going versatile?

た、多分…^-^;

最後になんの関係もないけど、猫のエクササイズ。宜しかったらクリックでどうぞ♪

http://www.youtube.com/watch?v=yVjzd320gew&feature=related

真剣に走ってる子の耳がとんがってるのが超かわいいっ(≧▽≦)

(拍手パチパチ押して下さった方、いつも本当にありがとうございます!今回もへたれな攻めが攻めきれてませんけど(汗)、出来ればこれからも応援して頂けると嬉しいですm(_ _)m
普通の日記: サンタクルーズ周辺にお住まいの方、もしいらっしゃいましたら大丈夫でしょうか?昨日はこの辺りまで煙の臭いがしてました。ベイエリア全体のエア・クオリティに影響があって、外でのエクササイズなんかは避けた方が良いみたいです。山火事って怖いですよね;;では、皆様、楽しい3連休を!)
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2008/05/24 11:50 | エロ語以外の解説COMMENT(6)TRACKBACK(0)  TOP

コメント

心に溜めないで

苦しみを心に溜めないで居られたら良いですよね?
でも、パートナーや家族に吐き出すと、相手に負担を
強いてしまうので、訓練を積んだプロを相手にお話し
出来たら理想ですね。

日本ではまだまだ垣根が高いです。訓練を積んだ臨床心
理士の不足や、精神科の資格を持っていない医師が「メ
ディカルクリニック」なんて曖昧な看板を上げて診療
していたり。禁忌の処方箋だしたり。

私の住む県では、児童精神科の診療があり、かつ親子で
医師の面談を受けられるのはたった2病院。まったく
無い所もあるので、マシな方なんです。

セラピーを終えた敬吾君の疲れた. . . う~ん解ります!
薬漬けを危ぶんだ翔平君の気持ちも解ります!
翔平君の生い立ちで無事に生きられたのは奇跡、って
私も思いました。その奇跡を手に、敬吾君と寄り添って
生きられたら良いですね?上手く言えませんけれど. . .

蛍さんのお陰で、少し自分自身を振り返ったりする今日
この頃です~ありがとうございました!!

No:517 2008/05/25 04:36 | キョロリ #- URL [ 編集 ]

No title

日本では精神科医も心療内科医もセラピストもカウンセラーもごちゃまぜになってる感があるんですけど、昔だったらそういうとこに行くのは恥みたいな(本人の経歴に傷がつくというだけでなく、家族にとっても恥ずかしいこと、みたいな)感じだったんですけど、最近はそういう面は薄れてきてるんです。
差別意識が小さくなってるのはいいことなんですけど、その分患者や相談に来る人が激増して、現場は大変らしい…。
日本ではカウンセラーを名乗るのに特に資格が要らないので、アメリカ以上に「自分で選ぶ」って意識が大事だと思います。
変なのに引っかかるとね…。
精神科や神経科は、ダメなとこはほんとにダメなので、評判をちゃんと確認しないと恐ろしいことになるかと…。

日本って宗教の力が弱いし、セラピーもそんな気軽には受けられないし、精神面のフォローがすごく不足しがちなお国柄ですよね。
でも私なんか、内面に問題を抱えていても、それを口にするどころか頭で考えるのもイヤってタイプなので、フォローがあったとしても利用しようなんてとても思えないかも。
他人に個人的な事情を話すためには、相手に理解してもらうために頭の中で整理しないといけないでしょう?
その段階でもう耐えられないことが多い(汗)。
私みたいな人少なくないと思うんですが、そうなると国の問題というよりは民族的な気質の問題かもしれませんね。

No:518 2008/05/25 06:35 | くろみみ #- URL編集 ]

お返事

プロの方に相談出来るっていう選択肢があるのは心強いですよね。
でも相手を信頼して色んなことを話すわけだから、いい加減な相手だと余計に傷ついてしまうし、ちゃんとしたセラピストの方を選ぶのが大事。

>精神科の資格を持っていない医師
それは怖いですねー。
心の問題を軽く考えてる人が多いっていうことなんでしょうか…。
一つの県に親子で診察を受けられるのが2つだけなんて…選択の余地はゼロですね。しかもそれすら無い県もある!
それじゃ追い詰められた親が、どこに助けを求めたら良いのか分からないのに…。

UTSにも感想ありがとうございましたw
祥平には「自分が悪いんじゃない。」って思える反抗心があったから、薬を捨てることが出来たんだと思います。小学生くらいの子供に平気で精神安定剤を処方する医者、それを受け入れる親っていうのは、それぞれの場合にもよるんでしょうけど、やっぱり安易過ぎるって思う。
子供には親や医者に逆らうことは、普通は無理だから…。

No:520 2008/05/25 21:04 | 蛍 #- URL [ 編集 ]

お返事

キョロリさんもおっしゃってましたけど、どうも日本の場合、資格の有無がはっきりしないみたいですね…。
それじゃ助けが必要な場合も、ちょっと躊躇してしまうかも。
やっぱり資格と訓練に応じて、仕事の内容とか、出来る診療の範囲は分けないと安心して診て貰えない気がする。
診療に行く人が増えたのは良いことだと思うんですけど、人手不足だからって、誰でも話を聞いてあげられれば良いってものじゃないのに…。

>精神科や神経科は、ダメなとこはほんとにダメなので、
逆効果になってしまったら、ほんとに怖いです!

>相手に理解してもらうために頭の中で整理しないといけない
あ、それは大丈夫なはずです。
それを一緒に手伝ってくれるのがセラピストのはず。それが出来なくて、話を整理してもらわないと人の話が聞けないような人はセラピストとは言えません!
もう支離滅裂な、あちこちに飛ぶ話を、セラピストは頭の中で整理しながら聞いてて、「ん?」と思ったことは聞き返し、それでだんだん問題の核心を突いていく。
それも患者を急がせたり、関係ないことは言わなくて良いから、みたいなことは言わないで、上手く相手の心を開かせて行く。
まあ、大変な仕事だと思います。
仕事とプライベートな時間をキッチリ分けられる人じゃないと、潰れてしまうでしょうね。
だから、友達に患者のことを愚痴ったり、キツイ冗談を言ったりするのも分からないじゃないんですけど…。
ほんとに良いセラピストを選ぶのって難しいと思います。良いセラピストが見つかった時点で、問題は半分解決したも同然って感じなのかも^-^

(メールありがとうございました!前のお返事が届いてなくてごめんなさい;;何でだろー?(涙)今日、その分も一緒に送らせて頂いたので、もし届いていなかったら教えて下さいm(_ _)mほんとに面倒ですみませんーっ!)

No:521 2008/05/25 21:05 | 蛍 #- URL [ 編集 ]

No title

日本人って「そんなコトでクヨクヨするな!」とか「病は気から!しっかりしろ!」なんてコトよく言われます。
誰かに話を聞いてほしい。でも言えない。こんなコトで悩んでるなんて人に話せない。
こ~ゆ~人多いと思います。

日本の医療技術・医療機器は最先端でも、医療制度はまったく遅れてます。

心療内科の看板は増えたように思いますが、きちんと「資格」を与えて「プロ」の養成をして欲しいですな。

No:527 2008/05/28 21:30 | るぴ子 #- URL [ 編集 ]

お返事

>しっかりしろ!
そう言われちゃうと、それ以上何も言えなくなっちゃいますもんね…。
るぴ子さんのおっしゃる通り、きちんと話を聞いてくれるプロが必要なんだと思います。

心療内科っていう名前もちょっと重いのかも。
何でもカタカナの名前にすれば良いってものじゃないんでしょうけど、この場合に限ってはその方が行きやすいのかなっていう気もします。
呼び方はどうあれ、ちゃんと訓練を受けたプロの方とそうでない人は、きっちり区別されるべきですよね。

No:529 2008/05/29 20:01 | 蛍 #- URL [ 編集 ]

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