結婚したい理由
先週、バーモント州議会の上院で、同性婚が26対4で可決されましたv
その上院での決議の前に、バーモントの高校生で17歳のゲイ少年、ジェームス・ネイリー(James Neiley)君が、
「どうして同性婚を認めるべきか。」
について、素晴らしい意見を述べてくれましたので、以下はバーモント州の上院で行われた同性婚に関する傍聴会での、そのジェームス君の証言のご紹介ですvv
もう少しきちんと訳したかったんですけど、さすがに時間が無かったので、以下、かなりの意訳(汗)
「ここで討論すべきことは、結婚だけの問題じゃなく、ヘイトクライムやハラスメントを禁じる法律が止めようとしている社会問題そのものだ。平等な結婚が許されないと、僕をジムのクラスでからかう連中に、僕のセクシュアリティが僕を人と違う、間違った、劣った人間であるっていう考えを持たせるから。どんなに僕がそうしたいと願っても、家族や友達を招いて派手な結婚式を挙げられないっていう事実が、この州のLGBTQの子供達が経験している残酷な苛めの数々に繋がるんだ。
僕がカムアウトした時、僕がみんなと平等だと思われないってことは知っていたし、僕自身も自分自身をみんなと同じだって思えなかった。だって、殆どの州で許されるのがせいぜいシビル・ユニオンでしかないとしたら、どうやって自分が受け入れられているって感じられる?どうやって自分が人より劣っているっていう恐ろしい気持ちに打ち勝てる?僕は毎日自分に言い聞かせなくちゃいけない。「たまたま男に惹かれるからって、僕がヘテロの友達より劣ってるってことはないんだ。」って。
僕はバーモント州に、僕が僕の兄や両親と同じ、価値のある存在だって感じられるように手助けをして欲しい。僕には何も悪いところなんてない。ゲイであることは悪いことじゃないんだ。そして、それこそが僕らがここで語るべき問題だ。
反対意見を許さないって言ってるんじゃない。でも僕はゲイであることを選らんだわけじゃない。ゲイだってことを結構幸せだって思ってるけどね。結婚する価値がある人間だって思われるためには、自分の故郷を離れて他所にいかなきゃいけない、なんていう今の法律は受け入れられない。僕はバーモントが好きだし、こんなに美しい場所で、こんなに芸術を愛する、思いやりのある、勇気ある人々の居る場所で、単にその人のセクシュアリティの問題のために、特定のグループの人間の幸せが許されないなんて信じられない。
この傍聴会はセクシュアリティについてだけ問題にしているんじゃないって聞いた。つまり子供達は特定のジェンダーに基づく両親の役割があってこそ、父親と母親がいてこそ、幸せに育つっていうことも問題にしてるんだって。
僕はその意見には全く反対だ。僕が子供を持ったら、その子を地域に貢献する大人に育てるように最大の努力をする。その子にランチを持たせて上げて、クッキーやブラウニーも忘れずに詰めて上げる。サッカーの練習でも聖歌隊でもダンスでも、その子がしたいことは何でも協力する。夜は寝るまで歌を歌って上げるし、ブランコを押して上げる。その子が小さい時は、駆けッこしたらちょっとだけ勝たせて上げるんだ。僕の両親がしてくれたように、その子が自分らしくあれるように育てる。そして他人も同じように尊敬出来る人間に育てるんだ。
僕は家族の愛に包まれて育った。もし父さんが二人だったり、母さんが二人いたとしても、そういう家族の愛が消えてしまうなんてありえないと思う。僕も僕の両親と同じように子供の世話が出来るし、同じように安定した家庭とサポートを子供に与えることが出来るから。
僕は他の皆と同じように尊敬され、受け入れられたいんだ。カトリック教会で結婚したいって言ってるんじゃないし、そういう既成の権威の邪魔をするつもりはない。そういった伝統を踏みにじる権利をくれって言ってるわけじゃないんだ。ただ、近所の人を招いてバーベキューをする時に、「僕達、結婚してるんです。」って言いたいだけなんだ。
ホモセクシュアルっていう言葉が、まるで5歳の子供の前でうっかり使っちゃいけない言葉みたいに、悪い言葉として扱われることがなくなるようになって欲しい。子供達に人々の多様性(diversity)について理解し、結婚は愛であって、ジェンダーに基づく役割じゃないってことを理解して欲しい。子供達に「ゲイっぽい。」“that’s so gay”っていう言い方をしない人間になって欲しい。そういう言い方は政治的に正しくないことだって言われたからじゃなく、そんな言い方しても悪口にならないから使わなくなるように。そして50年後には「女性の権利」や「違う人種同士の結婚」と同じように、同性婚も当たり前のことになっていて欲しい。
僕はただ皆と同等になりたいだけだし、バーモントみたいな素敵な場所でそうなれたらいいと思うんだ。
聞いてくれてありがとう。」
ヘテロの友達より劣るどころか、アメリカの殆どの高校生より、はるかに頭が良くて、大人で、理路整然と自分の意見を述べられる、素晴らしい17歳ですvv
ジェームス君は、学校のクラスメートや先生から、同性婚をサポートするっていう100通の手紙を受け取って上院に提出したそうなので、ご両親やご家族、先生やお友達、コミュニティみんなで彼をサポートしてくれているんですね。
Viva Vermont!
バーモント州は東部のリベラルな州の一つで、現在アメリカで同性婚が許されている二つの州のうちの一つ、マサチューセッツと隣接しています。
確かアメリカで一番レズビアンのカップルが多く住んでいるって聞いたことがあったような?
バーモント州では既に、州レベルでは同性のカップルに対して結婚と同等の権利が保障されています。それを言うならカリフォルニアも同じ。ドメスティック・パートナーシップによって、法律上はLGBTの人にヘテロと同等の権利が与えられているし、職場でも差別を禁止する法律がある。
じゃあなぜこういう州に限って「結婚」という名前に拘るのか?
っていうのには色んな理由があると思うんですけど、ジェームス君が言ってることがその一つなんですね。
つまり自分達が完全に平等だということを、まずは「結婚」という形で証明したい。そして「形」から始めて、徐々に人々の偏見を消していきたい。それがやがてはLGBTの人、特に子供達に対する苛めを止めることになる。
英語で結婚のことをHoly Matrimonyって言います。つまり「聖なる結びつき」?
同性間の結びつきが、ヘテロと同じように「聖なる結びつき」になるなら、そこから全てが変わっていくはず、っていうことでしょうか。
もちろん、同性婚が認められる州が増えれば、いずれゲイフレンドリーな(はずの)オバマ政権に、連邦レベルで同性婚を認させられる、っていう狙いもあると思います。
いくら州レベルで権利が与えられても、法律上の差別の殆どは連邦レベルによるものだから、州レベルでの闘いは、最初の一歩にすぎないんですね。
この子はやたらと「良い子」「良い人間」であることを強調してますけど、今はこういう子にLGBTコミュニティの「顔」と「声」になって貰って、保守派の偏見を切り崩していくしかないんだと思います。
バーモントのようなリベラルな州だからこそ出来ることを、この子は「自分の役割」として立派に果たしている。それは物凄く勇気のある行動だと思う。
彼の後ろに座ってるのが彼のお母さんっぽいんですけど、彼が何か言うたびに、すっごく誇らしげに微笑んだり、嬉しそうにしてるのも微笑ましい~vv
アメリカのLGBTコミュニティ、というかマイノリティ・グループが凄いと思うのは、こんな子供でさえ、自分達と仲間を守るために、進んで前に出るっていうことだと思います。
彼が闘うなら、私は応援します。
「結婚」の意味を問う、ということももちろん大事ですけど、それは「結婚」という「聖杯」を手に入れてからでいい、っていうことなんじゃないかなって思う。
出来れば50年後じゃなくて、この子が「結婚」について真剣に考え出す10年後くらいには、「同性婚」が当たり前、
「結婚なんて無理してしなくっていいじゃん。」
そう軽く言える同性のカプが増えるくらい、当たり前になってくれていることを願いますv
ってことで、この話を綺麗に締めくくれれば良かったんですが…。
バーモント州の下院でも同性婚を許可する法律が通る見込みらしいんですけど、そうなった場合、自分が拒否権を発動する、ってジム・ダグラス知事が言ってるんですって。
知事に拒否権を発動される(veto)と、今度は上院と下院でそれぞれスーパーマジョリティ、つまり単なる過半数じゃなく、三分の二以上の票を集めないと、この法案が認められずに消えてしまうことになる…><
ハワイのシビル・ユニオンも、今、とても厳しい状況にあるらしいですし、アメリカの保守層の厚さは半端じゃありません。
だからこそ、同性婚を一日でも早く、連邦政府によって成文化して欲しい。
形から入っていくことで、人の心の中の偏見もいずれは消し去ってしまえるように…。
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2009/03/26 21:53 | ゲイ婚 | COMMENT(25) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
小さな勇気は大きな一歩
素晴らしいスピーチですね。
よく考えられているとも思う。
仰るようにアメリカの大半は保守層です
変化を拒み明日も今日と同じ一日を送ろうとする人達です
でもゲイに限らずどこにだってマイノリティはいる
マイノリティである事を選んだワケではないですからね
今日の新聞に日本の法務省が
同性婚を認めている国で日本人が婚姻を結ぼうとする際は
結婚に必要な書類、情報の提供は拒まないと言う通達を出すそうです
同性婚を法律で禁じるって事自体がナンセンスであるような気がしますが
そうしないとマイノリティに力を与えてしまうのでしょうね
マイノリティは何もジェンダーの問題だけじゃない
心身の障害者、社会的弱者に対する優位性を植えつける原因って言うか
その意識が根底にあって法的に規制されているのでしょうが
武器・兵器の廃絶も大事ですが
人類は心に潜む本能的な差別意識を撤廃する試みに
挑むべきではないかと思いますね
そうすると争い事ももっと少なくなるような気がする
とても難しい事ですが
将来的には人間である事以外はノーサイドである日がくるといいな
No:954 2009/03/26 21:58 | まっとし #- URL [ 編集 ]
感動……。_...( Д )..._。ぶっちゃけ泣きました。
ちゃんと子供と向き合えない父親、母親がいる中で、もはやゲイであるないに関わらず、彼の姿勢は素晴らしいです。私も、彼のような父親の元に産まれたかったな~。きっと彼の将来の子供は幸せです。どうか、合法化が叶うことを祈ります。
No:956 2009/03/27 08:28 | 紫雪 #rWS/bDzc URL [ 編集 ]
若者に期待!
本当にこういう若者達が居てくれるから、明日に希望が持てますよね。私も是非「問題」の一部では無く「解決」の一部になれるように日々精進したいと思っています。うちの子供たちも、このジェームス君と同じような姿勢で育ててるつもりですが、、、。
言葉というものは本当に大切ですよね。カリフォルニアは言葉の重きを大切にしている州だと思います。私の現在居る州はこの間の11月に「青い州」になったばっかりの赤い州です(泣)。無造作に無神経に使われる様々な言葉を聞き流すしかない今の自分です。ジェームス君を少しでも見習わなくちゃ。
またしても蛍さん、素敵な記事をありがとうございました。
No:957 2009/03/27 15:34 | ありゃ #- URL [ 編集 ]
まっとしさん、こんにちは!
>素晴らしいスピーチ
ほんとですよねvv
サポートしてくれる大人の方と一緒に
一生懸命考えたんじゃないかなって思います^▽^
まっとしさんのブログ、読ませて頂きましたよ~。
今までよく法務省が訴えられなかったもんだ、ってそっちの方がびっくりです!
お前らに日本国民の幸福の追求を止める権利はないだろう?
日本国憲法に書いてあるのをちゃんと読めっ!!
って、いまさらながら怒ってしまいますっ!
>そうしないとマイノリティに力を与えてしまう
当然力を与えるべきです!
それが悪いことだっていう発想があるとしたら変。
>マイノリティは何もジェンダーの問題だけじゃない
おっしゃる通り、セクシュアリティの問題はごくごく一部に過ぎません。
法律が改正されたからと言って、それが現実を変えられるとも限りませんけれど、
それでも特定のマイノリティ・グループに対して、
堂々と法律上の差別を行うことだけは止めないと、国の恥です!国辱です!!
>将来的には人間である事以外はノーサイドで
Imagine all the people
Living life in peace~♪
v(≧∇≦)v100%賛成☆
No:958 2009/03/28 08:40 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
紫雪さん、こんにちは!
ほんとに素晴らしい言葉ですよね!
>ちゃんと子供と向き合えない父親、母親がいる
ジェンダーの役割なんて、笑わせてくれるなって感じですっ!
父親がいて、母親がいる家庭で、どれだけの子供が親に愛されずに育っていることか…。
本当に彼の可愛い夢が全て叶うといいです♪
No:960 2009/03/28 08:41 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
ありゃさん、こんにちは!
>「問題」の一部では無く「解決」の一部に
お母様であるあちゃさんがそういうお考えであることが、偏見のない世代を育てるのですよねvv
ジェームス君に続け!
おっしゃる通り、カリフォルニアは人種と文化のるつぼだから、法律があってすら上手く機能しないので、きちんとした法律を作ることが絶対条件だと思います。
(オークランドの事件、きっと聞いてらっしゃいますよね?涙;)
>11月に「青い州」になったばっかり
そうなんですか?でも「青い州」になったのなら前よりは良いわけでは?
それとも逆に反対派がうるさくなっているのでしょうか?そうだとしたら残念です…。
こちらこそ、コメントありがとうございました☆
No:961 2009/03/28 08:43 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
遠くからですが応援したくなりました~!
17歳でそのしっかりとした意見…とても素晴らしいですが、きっと苦労したことも多かったのではと思います。
そんなことがなくなる世界になったらいいのに…と思わずにはいられません。
彼が家族と友達に恵まれていてくれて本当によかったです。
きっとそうでない人もたくさんいるはずですもんね…。
前回のコメントの続きなのですが、日本で起きた事件は結局犯人の動機は問題になっていた消えた年金に対するものではなかったのですが、ちょうどその頃騒がれていて、どうせ狙うなら的な感じだったと思います。そういう意味で世間の注目を集めると本当におそろしいですね。
AIGもそうゆう意味では世間から大注目ですから社員の命を考えるならどうにかしろと思っちゃいます。
ヨセミテの自転車はそんなにポピュラーじゃなかったんですねf^_^;
私はあれがアメリカンスタンダードかと思ってました~お恥ずかしい(笑)
No:964 2009/03/28 16:24 | chihiron #- URL [ 編集 ]
青い衣の赤い州(泣)
確かに去年「青い州」にウン十年振りになった「赤い州」なんですが、気質は大都市(というかインテリの多い大学都市)を離れたらもうMcCain/Palinのサインがベタベタ、、、だったりして。
そうして職場や仲間内でもうかつに政治の話はできません。でも、同僚は「あなたのチャーチはどこ~?」と平気で聞いてくる。さいしょこっちに来た時は「へ?ここ何世紀前?」な~んてブルー入っちゃいました(笑)。
でも、明日に向けてたくましく生きていきます・・・!極少数派の政治的マイノリティの知人とブチブチ文句いいながら(あはは)過ごしてます。
No:968 2009/03/29 03:24 | ありゃ #- URL [ 編集 ]
chihironさん、こんにちは!
>17歳でそのしっかりとした意見
ほんとにしっかり自分の意見を述べてくれていますよねv
7歳までアイダホに住んでいたそうなので、田舎の方だと色々あったのかも…。
>彼が家族と友達に恵まれていてくれて本当によかった
彼のような恵まれた子は残念ながら少なくて、chihironさんのおっしゃる通り、そうでない子の方が多いと思います。
だから彼は自分のためだけじゃなく、みんなへの差別を無くすために話してるんだって思いました^▽^
>どうせ狙うなら的な感じ
それは怖いですよね…何がきっかけで狙われるか分からない;
AIGの幹部達もいつになったら目が覚めるのか><
>ヨセミテの自転車
アメリカンスタンダードじゃないことは確かですけどwwヨセミテにあるって知らなかったので、教えて頂いてありがとうございました~。
いつかまた行くチャンスがあったら乗ってみたいです☆
No:971 2009/03/29 16:00 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
ありゃさん、こんにちは!
>青い衣の赤い州
なるほど…。都市部以外は真っ赤な気質って分かる気がします(涙)
アメリカって大体そんな感じですよね。
物凄く住みわけがされてる。
>「あなたのチャーチはどこ~?」
分かります!
さすがにこの辺の人は「あなたの宗教は何?」って聞きますけど、まあ似たようなもの?
政治の話が出来ないのも同じです~。
選挙の時も、オバマ大統領支持、っていう人が殆どだったから、それは好かったんですけど、「同性婚」となるともう職場では触れられません(汗)
ご近所でも黄色の同性婚反対派のサインが結構多かったのにびっくりしました><
ほんと色んなことに拘りなく話が出来る人って、凄く限られちゃいますよね。
No:974 2009/03/29 16:05 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
いいスピーチを教えてもらってうれしいです。いやー素晴らしいですね。すっごく勉強になったというか、そういうことかと頭の整理になったりしたよ。どうにかこのスピーチを紹介したい気分です(笑)
No:978 2009/03/30 09:31 | ゲイリーマン #- URL [ 編集 ]
ゲイリーマンさん、初めまして?(汗)
この子のスピーチが余りに理路整然としていて、ついついご紹介させて頂きました~♪それとしばらく前にゲイリーマンさんが書かれていた記事をこちらで紹介させて頂きたいのですが…それは後でそちらにお願いに伺います(_)
No:980 2009/03/30 18:57 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
「言葉」の大切さと言えば・・
蛍さん、またまたしつこくお邪魔してます(笑)。
そういえば、カリフォルニア時代(←遠い目)は結構言葉に気を遣っていた(つもりだった)んですが、今現在そちらのpolitical correctnessってどの程度なんですかね?
私はいつも"Do you have a boy/girl friend?"とかって聞くのが駄目でした。でも皆普通に聞いてましたけどね。なんというか、男にはガールフレンド、女にはボーイフレンドと最初から決めかかっている所がどうも・・・。その当時、「はあ、カリフォルニアでこの程度ならアメリカはゲイ婚まで程遠いか~。」っておおげさに思っていた記憶があります。
それから、どうしても"wife/husband"も駄目でした、個人的に勝手に駄目だっただけなんですが。どうも、ゲイの人が法的にwifeとhusbandになれないのに、ヘテロだけがその言葉を自由に使えるのはおかしい!!!という感じで。ま、ゲイの方の中にも長年の伴侶の方をwife/husbandyて呼んでらっしゃる方はいっぱい居ましたけどね。でも、significant otherやspouseなんかは余りにも堅苦しいようで・・・。そうしてpartnerは「ゲイです!」って言ってるような響きが個人的にはしてたんですが。私の頭が堅すぎるだけかな(笑)。
日本語で言えば、旦那をどうしても「主人」って言えません(笑)。私も家の「主」だし!!!ってmilitant(笑) feministの魂が疼くと言うか・・・。なあんて、feministの魂に誇れることを全然できてないこの頃だあああ。悲しいな。がんばろ。
No:983 2009/03/31 04:09 | ありゃ #- URL [ 編集 ]
ありゃさん、こんばんは!
この間、ちょうど友達とその話をしていたんですっ。Good timing!
私のヨガの先生がまだ大学院生なんですけど、学業のかたわらヨガを教えていて、彼女がいっつも「私のパートナー」がどーした、こーした、って言うから、てっきり私は彼女はゲイだと思っていたんです。
でもある日、そのパートナーさんが現れたら、めっちゃイケてるお兄ちゃんだった!
私の友達も、最近入社してきた子(♀)が「私のパートナー」の話をしてるのを聞いて、勝手にゲイだと思っていたらしいんですけど、実は彼氏だったって。
いくらpolitical correctnessって言っても、“Too much!”って、私の友達は苦笑いしてましたww
カリフォルニアで同性婚がリーガルだった時、結婚証明書の記述をwifeとhusbandからパーティA、パーティBに変えたんですけど、これはゲイ、ストレート関係なく、みんなに評判が悪くて元に戻したって聞きました。
あちゃさんのおっしゃる通り、ゲイの方の中にも伴侶の方をwife/husbandyて呼んでらっしゃる方がいらっしゃいますし、spouseじゃ物足りないみたい^^
言葉って難しいですよね。言葉そのものより使う人の意識の問題っていうか。
無理にジェンダー・ニュートラルな言葉を選んで使わなくても良くなるくらい、色んな偏見がなくなればいいのに、って思います^▽^
No:986 2009/04/01 20:19 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
日本語だと「恋人いるの?」ですむんですよね。
でもご存じのとおり、日本はいろんな意味で同性愛者に冷たい国。
やっぱり、問題は言葉ではなく使う人の意識にあるってことですよね。
日本って、「子どものいない家庭」にすごく冷ややかなんですよ。
「産んで当たり前」で、それもふたり以上でやっと合格って感じ?
両親揃ってて母親専業主婦で子どもふたり以上いて最低ひとりは男の子、そういうのが理想みたい。
年金だってさ、自営業者が入る国民年金だともらえるの月に6万とか7万だもの、子どもが年とった親の面倒見ることを前提としてるとしか思えない。
社会的枠組みがそんなんですと、子どもなんてできっこない同性結婚が公的に認められる日は永遠に来ない気がしてしまいます。
No:991 2009/04/03 08:18 | くろみみ #- URL [ 編集 ]
やった!アイオワ!
蛍さん(くろみみさん、こんにちは!)、
やりましたね、アイオワ!やったやったやった!(←あ、興奮してしまいました。州最高裁で同性婚を認めるという判定が異議なしで可決したらしいです。)んん、でもバーモントでは知事が拒否権使うって言ってるからあっちは駄目かも、、、。悲しい。
でも、「あの」アイオワですよ。とうもろこし畑と牛さんのアイオワ!うちの州もがんばらないと。本当に自分ができることは小さすぎて嫌になるけど、できることからがんばらなきゃなあ、ってこういうニュースを聞くたびに思います。
旦那に「今は忙しいし家族のこともあるし難しいけど、リタイアしたら私ゲイ婚と国民皆保険のためにボランティアするから!」って言ったら、、、唖然、、、としたあと、「そう。じゃ、俺は好きなゲーム思いっきしするし。ストレスためないようにだけ気を付けてがんばって~。」だって。あいつめ、かわしやがったな(笑)。
今できることは、ニュースを聞いて、一喜一憂して、心の中で応援して将来のために情報を少しずつ蓄えることかな?それから、蛍さんのおっしゃるように、偏見の無い世の中に少しでもなるように自分のできることをすることも、、、。
No:993 2009/04/03 09:34 | ありゃ #- URL [ 編集 ]
くろみみさん、こんばんは!
>ご存じのとおり、日本はいろんな意味で同性愛者に冷たい
あんまりご存知じゃないんです(汗)
アメリカと違って宗教の壁がないはずなのに、っていうのが疑問。
>「子どものいない家庭」にすごく冷ややか
そう言われてみると分かります!
以前に「家族」を神話化している、みたいなことをくろみみさんがおっしゃっていて、その時も目からうろこでした。
生殖という前提があっての結婚。
そういう前提があってのセックス。
だからこその男らしさ、女らしさの押し付け。
そこから始まる閉塞感。
という構図が見えてくる感じがします;
目に見える敵があるアメリカも決して良いとは言えないけど、こういう状況も逆に切り崩しにくいのかもしれないですね…。
No:997 2009/04/03 21:25 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
ありゃさん、こんばんは!
私もアイオワにはびっくりしました!
こちらでもかなり大きなニュースになっていて、サンフランシスコではビクトリー・パーティーが開かれているそうですv
ほんとこういう「普通」の州で同性婚が認められることの意義は大きいですよね!
思わず眠い目を擦って記事をupしてしまいましたので、(疲れている時に更新すると文章がグチャグチャだと思いますが;)もし宜しかったら読んでみて下さい(_)
>リタイアしたら私ゲイ婚と国民皆保険のためにボランティア
それ好いです~♪
私も同性婚が認められたら、アメリカで結婚したい人のため、グリーンカードを取りたい人のために書類を整えるお手伝いとかしたいvv
そうなったら司法書士の資格とか取ろうかな~。
(だんな様、素敵なリアクションじゃないですかww)
アメリカがこれからどんな風に変わるのか、一緒に見守っていきましょうね!
No:999 2009/04/03 21:28 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
かなかさん、こんばんは!
えっと、多分初めましてで良いと思うのですが、私の方こそ違ってたらすみません(汗)
ジェームス君のスピーチ、ほんとに感動的ですよねv
私は訳しただけ、それも下手糞ですが(汗)、過分なお褒めのお言葉を頂いて感謝です!
法律上、結婚していないと実際色々と問題があるんですが、それ以上に問題なのが、それが特定のグループに限って許されないっていう「差別」の問題なんだと思いました。
逆に誰でも結婚出来る、ってなったら「したくない。」っていう人、結構いらっしゃると思いますよww
ジェームス君は、「同性婚が認めるかどうか」についての傍聴会で、頭の固いおじさんを相手に話してるので、あくまでヘテロに受け入れられやすい「自分達もヘテロと同じ」っていう面を強調してるんだと思います^^
『ミルク』観ましたよ~。
ドキュメンタリーもほんとに素晴らしいですよねww
ぜひぜひ映画の『ミルク』をご覧になったら、感想を聞かせて下さい☆
No:1010 2009/04/05 20:04 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
しつこくてごめん!
蛍さん、やったやったやった!!!
バーモント、知事の拒否権を無効にできましたねー。すばらしい。しかも1票差。なんだろう、バーモント→アイオワ→バーモント、この連鎖反応は?次はカリフォルニアだあ!行け~!ふれーふれー。
ついまたハイパーになってしまいました。すみませぬ。でもジェームス君、きっと喜んでることでしょう。嬉しいですね。
最近、銃の犯罪ばっかり毎日毎日ニュースを賑わせてて、人間の破壊的な側面ばっかりが前面に出てて、悶々とさせられてた中の一条(あ、アイオワ入れたら二条か)の光。
サンフランシスコは今日もパーティ三昧、かな?うらやましいなあ(笑)。
No:1019 2009/04/07 08:28 | ありゃ #- URL [ 編集 ]
かなかさんはうちによく遊びに来てくれていたので、そこできっと蛍さんとすれ違ってます。
だからきっと初めてって気がしなかったんですよ(^^
バーモント、何がどうなったのか日本ではさっぱりわからんので、蛍さん詳しい解説お願いしますっ。
No:1020 2009/04/07 09:07 | くろみみ #- URL [ 編集 ]
ありゃさん、こんばんは!
バーモント凄いですよねっv
またまた眠い目を擦りつつダラダラと記事をupしてしまいました(汗)
ジェームス君も、彼のご家族も、サポートしてくれた学校のお友達や先生も、きっと今頃は…
って、もう寝てる?(←何だそりゃ!)
ほんとカリフォルニアの最高裁にも良い判決を出して欲しいですv
最近は殺伐としたニュースが続いてますよね…。
景気が回復しないと、切れる人がますます多くなって、こういう事件が続くんじゃないかって心配です。
No:1027 2009/04/07 21:52 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
くろみみさん、こんばんは!
>かなかさんはうちによく遊びに来てくれていた
それでお名前をお見かけしていたのですねv
くろみみさんのお引き合わせだったんだ~。
かなかさん、これからも出来ましたヨロシク☆
バーモントについて書いてみましたけど、こんなんで分かりますでしょうか?
州によって法律が違うのでよく分からなくてグチャグチャですっ(汗)
No:1028 2009/04/07 21:52 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
日本では結婚相手を
「配偶者」って言いますね、法律的には。
配偶です、配偶。
雄と雌が子を成すことです。
産めない女はどうなるんだ!?
どれだけの夫婦が不妊治療で泣いてると思うんだ!?
「自分が養子である」ことを戸籍抄本を初めて見て知って愕然とする、みたいなストーリーが今でも受け入れられる国!
それほど、「生みの父と母に育てられることが人間として最低限必要な幸せ」とすりこまれている民族!
能でも歌舞伎でもTVドラマでも、「母恋うもの」「子恋うもの」は鉄板ですが、その裏を返すと……
すいません、ちょっとズレました。
同姓婚に関する最新記事から来たところです。
少年のスピーチは、「既存の権威を否定しない、伝統を壊したくはない」てところに泣けました。
戦略的ではありますが、本音でもあるでしょうね。
共存できればいいだけなんです。
1票差で拒否権停止はスゴイですね!!
(1年経って、どうですか?)
significant otherは訳すと「有意な他者」=「大切な人」でしょうか、
素敵な言葉ですが日常的にはちょっと硬いですねw
創作話で恐縮ですが、
自作キャラでちょっとシミュレイトしてみたら、
「悪いが死んでもお前にmy wifeとは呼ばれたくない」という(某リバ)キャラと、
「あの人に呼ばれたいっ!!」
と当の相手が引くほど願う(某ネコ)キャラがいました。
やっぱり人それぞれだと思いますw
こんなんがリアルで冗談口になる日が来るといいです。
職場や学校で「お前んとこ、なんて呼ぶ~?」って軽く話せるような。
No:1755 2010/06/07 05:07 | misia2009 #- URL [ 編集 ]
misiaさん、こんばんは
配偶者ってそういう意味だったんですね?!
考えてみたこともなかった…;
ほんと法律用語って大事ですね。
こんなところでもチクリと差別が滲みでる…。
>「生みの父と母に育てられることが人間として最低限必要な幸せ」
以前に「家族の神話」とおっしゃっていた方がいらっしゃいましたけど、これは日本だけじゃなくてアジア全般に根強いんじゃないかと思います。
「子供を産み育ててはじめて大人になる」みたいなことも言われますし…。
>共存できればいいだけなんです。
ゲイの存在を認めるとヘテロの家庭が崩壊する、みたいな意味不明のことを言う人が多くて、この子はそういう連中にも訴えてるんだと思います。
自分達は誰かの価値観を壊すために権利を求めてるんじゃないって…。
バーモントで結婚許可証が発行されたのは昨年の9月なので、まだ一年は経っていないんですけど、それでもポジティブな経済効果があるそうですv
元々、他の州に先駆けてシビルユニオンを認めているリベラルな州で、少ない人口の殆ども白人という、色々と丸く収まりやすい所なんですね^^
ほんとに色んな人の生き方が、当たり前のように認められ、尊敬されるようになって欲しいですvv
No:1759 2010/06/09 21:01 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
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