祝ニューハンプシャー
モタモタ長引いたニューハンプシャーの同性婚ですが、ようやく今日、リンチ知事が法案にサイン。
ニューパンプシャーがアメリカで6番目に同性婚を合法化した州になりましたv
以前に書いた通り、同性婚を認める法律に宗教団体を守る条項を加えることが知事の条件だったのですが、ようやく議会が修正法案を可決。
夕方の4時15分に198対176で議会を通った法案を、リンチ知事が5時20分には早くもサインしたようですw

喜ぶ同性婚支持派の方々↑に、ジーン・ロビンソン司教と同性婚支持派のNH議員さん↓(写真は全て AP通信より)

最終的に法案の序文に付け加えられたのは以下のステートメント。
“Each religious organization, association, or society has exclusive control over its own religious doctrine, policy, teachings and beliefs regarding who may marry within their faith.”
「宗教組織、連盟、協会は誰が結婚できるかについての、宗教上の教義やポリシー、教え、信念を自分達で完全にコントロールできる。」
すみません、目まいがするほど下手な訳で;
簡単に言うと、自分達の教会で、信仰を基準にして、誰が結婚できるか出来ないかを決められる、っていうことなんだそうです。
これだけなら既に憲法で「宗教の自由」として認められていることで、特に差別にはならないだろうってアメリカ人の友達が言ってました。
つまり、ユダヤ教を信じている人がカトリック教会で結婚できないのと同じことだって。
まあ、そう言われてみればそうかなって思います。
この定義だと、どんな
そもそも、誰もそんな奴らに大切な結婚式のためのサービスは頼まないでしょうけど。それよりは、最初からフレンドリーなサービスを提供してくれる人にビジネスチャンスを上げますよねvv
この不景気に客を選ぶようなバカは仕事がなくなるだけ。
というわけでようやく、おめでとうニューハンプシャー♪

そして今日、首都ワシントンでは、移民法改正についての傍聴会が上院司法委員会でスタートしたそうです。
つまり、連邦レベルで結婚が認められていない同性のカップルでも、外国籍のパートナーの移民をサポート出来るようにするための法案、
Uniting American Families Act(アメリカの家族を結びつけるための法案)
についての傍聴会。
ベイエリアに住むフィリピン国籍のレズビアンの女性もこの傍聴会で証言したそうですが、23年連れ添ったパートナーの女性と二人の息子を育ててきているにも関わらず、ある日突然、国外強制送還のための書類を持った移民局のエージェントによって、犯罪人のように手錠を掛けられて家から引きずり出されたそう。
パートナーが男でなかったために結婚できず、彼女には正式な永住権がないからこんなことになってしまうんですね…。
カリフォルニアのファインスタイン上院議員によって、彼女にはもう2年間アメリカに滞在する権利が与えられたそうですが、それもこの移民法案が通らなければ無駄になってしまうことに;
連邦レベルで結婚が認められるのはまだ先のことになりそうなので、その前に何とかこの法案が通って欲しいです。
例によって保守派は、これを認めたら実質的に彼らの「結婚」を認めることになる、って反対してるらしいですが、こちらの記事によりますと、ワシントンの「結婚派の牧師」(Clergy for Marriage)というグループの牧師さん130人ほどが、同性婚支持を表明、平等の権利を訴えられたそうですvv
“God is love and love is for everyone. In this spirit we raise our voices in the struggle for the right and freedom to marry.”
「神は愛であり、愛は皆のためにある。この精神において、我々は結婚の権利と自由のための闘いに賛同の声を上げる。」
カリフォルニアでも何人かの牧師さんが、Prop 8がなくならない限り結婚のセレモニーを一切行わない、という抗議行動を始められたそうですし、本物のクリスチャンの方は、何が大切かとういことを分かっていらっしゃるのですね!^▽^
それと例の連邦裁判所に持ち込まれたProp 8を潰すための訴訟ですが、主なゲイライツの活動家からは「まだムリ。」「絶対勝てない。」ということで、かなり批判されていたんですけど、今日になってその中心になって訴訟を進めたボードメンバーの名前が発表された そうです。
『ミルク』のプロデューサー、ブルース・コーエン、脚本家のダスティン・ランス・ブラック。
監督のロブ・ライナー。
クリントン政権の元スタッフで、ドキュメンタリー映画 Outrage のプロデューサーでもあるチャド・グリフィン。
うーん;
アイオワ州の最高裁に同性婚を認めさせた法律家チームを始め、連邦レベルの訴訟で勝てると思ってる法律家は誰もいないのに、何で今やるんだろう…?
でもこのメンバーを見る限り、彼らの目的が純粋にProp 8を潰すことにあるのは間違いなさそうですし、こうなったらこちらも勝つことを願うのみです。
こうなると、ますます大切になるのが、新しく最高裁の判事として指名されたソニヤ・ソトマイヨール判事。
ただ彼女が同性婚に賛成か反対かを判断する材料は全くないみたいです;
一度この方についても書きたいと思っているんですけど、今日も時間がないのでまたにします~。
スポンサーサイト
2009/06/03 21:52 | ゲイ婚 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)