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俺にも下さい

現実の凄まじさは妄想を軽く突き放し、遥か彼方のブラックホールまで吹っ飛んで行ってしまう(?)

とか思ったりするわけです。

口説き文句が、

「俺にあなたのエイズを下さい。」

なんていう発想、私の腐った頭のどこからも出てきません。

このセリフ、まだ10代の男の子が年上のエイズ感染者に言うんだそうです。

ホワイ?

「自分もコミュニティの仲間として受け入れられて、皆としっかり繋がっていたいって思うんだって。」

だからホワーイ?

「さあ…一人が不安なんじゃないの?」

私には分かりません。何にどれだけ絶望したらこういうセリフ?

家族や友達にカムアウトしてサポートされてる幸せな子もいるけど、家族や友達に拒否されて、最終的に一人ぼっちでSFまで来る男の子…多いんですね。それで、訳分かんないゲイ・ポルノとかの世界に嵌まり込んで、挙句の果てにこのセリフ。エイズに感染してる人を紹介して欲しいって言うんだそうです。止めても他を当たるとか。

悲しすぎる…。

この話を聞いたのもかなり前のことですけど、一応ゲイの若者に対するサポート・システムが整っていて、偏見が比較的少ないはずのサンフランシスコで、これ。

セクシャル・マイノリティとしてアメリカで生きることの怖さっていうものを感じました。

今はもっとゲイに対する偏見が減って、こんな悲しいことを言う必要がなくなったことを祈ります。でも、最近またゲイ・バッシングとかヘイトクライムが増えてるんですよね。サンフランシスコでも…。

ゲイというマイノリティが受け入れられる社会は、全てのマイノリティが幸せに暮らせる社会じゃないかと思うんですけど、残念ながらまだまだですね。

それと以前にエイズの特効薬のことを書きましたけど、念のためにもうちょっと書きます。エイズの治療法はもちろんまだ見つかっていません。薬は病気の進行を遅らせる、または抑えるためのものです。

ただHIVはとても複雑怪奇な「生き物」で、薬に対する抵抗力をつけてきたりするし、人によって色々治療法も違って、とってもややこしい。薬も高くて、保険によってはカバーされなかったり、保険料が上がるからエイズの治療薬は保険の対象から外すべきだっていう奴もいる。

それを言うなら勝手に食って太った奴のライポサクション(脂肪吸引)こそ、保険でカバーするなって思うんですけどね。

保険が破綻するのはエイズじゃなくて、食べ過ぎによる成人病のせい!

すみません、いつも話がズレ…(汗)

毎年エイズウォークに参加…はしてないけど(そのうちするつもり;)、参加する人に寄付はしてます。貧乏なりに、一応。

一日も早く治療法が見つかりますように。

とりあえずゴムは付けよう。オーラル・セックスにも。

BLだと「飲む」のが基本だけど…ま、そこら辺は妄想だから…(^_^;)

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タグ : エイズ

2007/08/16 19:51 | ちょっとBL・ゲイCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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