モーリス
ふとした出来心で、今回、映画の感想文というものを書いてみようかと思いました。
でも、まずはその前に、恥を晒させて頂きますっ(汗)
っていうか、ずーっと今まで恥を晒してきたわけなんですけど、恥の上塗りっていうか、恥の確認です。
10月26日の日記『新語?』について。
色々と人に聞いて確認し、教えてくれた本人にもようやく話をしたところ…
御指摘の通り、Tauismではなく、Taoismのことでした。
グーグルすると両方出ますけど、結局同じ意味で、道教=Taoismのスペルミス(だと思われます)。
知らないことを知ったかぶりして書くからこうなるっ。しかもTofuと同じとか意味不明なことまで書いていた…(><;)
(反省したからといって、馬鹿が直るわけではないので、これからも間違いを犯すことが沢山あると思います。こんな風に優しく御指摘頂ければ、訂正させて致しますので、お気づきの点は遠慮なくおっしゃって頂けると嬉しいですm(_ _)m今回、時間が掛かって申し訳ありませんでした。)
今回の映画『モーリス』も、実は手元にコピーがないので、かなり記憶に頼ってます。ご覧になった方、私の記憶違いがございましたら、どんどんおっしゃって下さい(汗)
どうしてこの記事を書こうかと思ったかといいますと…
前にちょこっとBrokeback Mountainについて書いたんですけど、その時に、「実写萌えは滅多にしない」って書いたんですよね。
ただ、そう書いた後、「他にも綺麗な男x男の映画をどっかで見たような…」っていう、記憶の底の方に思い出せそうで、思い出せない映像がちらついていたんです。
それがこの間、『一人萌え。DX』っていう素敵なブログで、この『モーリス』に関する記事を読ませて頂いて、「ああ、そう言えば…」って、この映画について色々思い出したんです。
こちらの『一人萌え。DX』は、るぴ子様が管理人で、褌コミックの紹介とか、とってもレベルの高い『萌えぇ~』なトピックで一杯。是非、遊びに行ってみて下さい。
で、『モーリス』。
こんな感じの全寮制の男子校を舞台にした物語(前半は、ですけど;)
まずは、なんで私がこの映画を見たかっていう話から致しますと(映画の内容とは無関係;)
留学して間もない頃…
「映画に見られる、ジェンダー、セクシュアリティ、ポリティックスの考察」
とかいうタイトルに惹かれて、「映画の感想文なら簡単だろう。」っていう馬鹿な理由で、私はフィルム・スタディのクラスを選考しました。
その最初の授業の日。
教授が、まず皆に、3、4人ずつのグループに分かれて、グループ毎に一つの映画を選ぶように指示。
これから毎回クラスのたびに、選んだ映画を順番に発表して貰って、クラスの皆で討論するからってことでした。
仲の良い友達同士、あっという間にグループが出来て、モタモタしてた私は、声を掛けてくれた優しそうな3人組に混ぜてもらうことに。
その3人が、ゲイ(白人)、レズビアン(白人)、バイ(アジア系)だったんですね。
後から考えたら、このクラスのタイトルからして、そっち系の子が多いのも納得でした。
そしてこの中のゲイの子(仮にA君)が、私達に力強く勧めたのが『モーリス』だったんです。
「ゲイを興味本位で描いてなくて、凄くいい映画なんだ!是非、この映画について発表しよう!!」
他の誰も、特に反対するほど映画に詳しくなかったらしく、じゃあそうしようってことで、皆で集まって一度その「凄くいい映画」を見ることに。
だけどA君、後から聞いたら、実は『モーリス』を見たことがなかったんです。単に誰かに「いい映画だよ。」って勧められたから、言ってみただけって…
あんたね…(^_^;)
まあ『モーリス』に関しては、実際良い映画だったから、いいんですけどね。
それで肝心の映画ですけど、ネタバレっていうか、以下、あらすじになってないあらすじです(汗)
全寮制の男子校に通う金髪の少年モーリス君は、ある日、友達のヒュー・グラントから「好き」って告られてしまいます。その突然の告白にびっくりしたモーリス少年。せっかく勇気を出して告ってくれたヒュー・グラントに向かって、
「Rubbish!」
って言っちゃいます。
どうしてこのセリフを覚えてるかといいますと、なんとなく皆で笑ったから。
いや、笑うようなシーンじゃないんですけど、米語だとこうは言わないんですよね。
これ、今でもイギリスだと使うんでしょうか?「ゴミ」っていう意味らしいですけど、転じて「馬鹿な!」みたいな?米語だと「Ridiculous!」とか「Redic!」かな。日本語だと「ありえねえ!」って感じ?
話がズレた…
そう言われたヒュー・グラント、傷ついた表情で走り去ります。「しまった…」って顔のモーリス君。
その夜、モーリス君は、ヒュー・グラントの部屋に忍び込みます。
ここでヒュー・グラントの部屋の窓辺に佇む、月明かりに照らされた、金髪のモーリス君のアップ。
この映画、4人ともTVを持ってなかったんで、私が当時住んでいた留学生向けの寮の休憩室にあったTVで見てたんです。だから他にもそこに学生が何人か居て、関係ない人達も一緒に見てました。そして、なぜかこのシーンでも「ハハハッ!」っていう笑いが…。
このシーンこそ、可笑しくもなんともないと思うんですけど…
日本でも受けました?
じゃなくて、あらすじ(汗)
お部屋に忍び込んで、ヒュー・グラントにキスしたモーリス君。自分も彼が好きだって気持ちを素直に認めます。
次の場面では二人でサイド・カー(バイクの横に小さい車がくっ付いたやつ)に乗って、デート。草原に辿り着いた後は、二人きりの抱擁。
さあ、キスを…
そう思ったモーリス君ですが、ヒュー・グラントに拒まれます。ヒュー・グラントはあくまでプラトニック・ラブに拘っていて、「肉体的」なことは醜い。」って言うんですね。
そこで↑の写真のシーン。これはキスを拒まれて、ヒュー・グラントの胸で拗ねてるモーリス君です。
それで、この後色々あって、モーリス君、最終的にビュー・グラントのお屋敷の使用人、アレックス君(だったよね?)に寝込みを襲われちゃうんですけど、最終的にこのアレックス君とラブラブになります。
↑梯子の横がアレックス。
この映画で何と言っても、強く印象に残っているのが、このアレックス君のプラプラ揺れるおチxチxです。
「ええっ。ぼかしは無いのー!?」
って感じでマジびっくりしました。
その後、慣れましたけど、アメリカじゃぼかしなんて入れないっていうのは頭では分かってても、実際見るとやっぱり驚いた。
それともう一つびっくりしたのが、男同士の激しいベロチュー。
キスの後、唾がキラーン(?)って光るのに「ひえっ!」っと思いました。
でも「キモイ」とは思わなかった…。
……当時から腐になる要素はあったのね……
っていうか、こんなんじゃ『モーリス』、いい映画なんだか何なんだか、さっぱり分かりませんね(大汗)
ということで、以下にアマゾンの解説を引用。
「この『モーリス』は、青年がホモ・セクシュアルに悩む様子を描いている。しかし、ただそれだけの話ではない。主人公は彼の人格的、性的なアイデンティティと同じくらい、イギリスの階級社会と格闘するのである。」
最初からこう書いとけば良かったですね…
もう映画について語るのは止めますっ。失礼致しました(><;)
2007/11/29 22:15 | ちょっとBL・ゲイ | COMMENT(3) | TRACKBACK(0) TOP
コメント
No title
あははははッ。蛍さま面白かったデス(笑)!!
ちょいとおせっかいを申せば・・・「モーリス」の役をヒュー・グラントが演じていて、プラトニックなお相手は「クライブ」くんだったかと思います。(←確か弁護士になって女と結婚しちゃって・・・モーリスに「お前も早く女作れ!」とか言ってたよ~な)
ワタシも薄っすら~としか覚えておりませんケド(笑)
ってか・・・米国ではモザイクナシなんですね!ワタシがリアルタイムで映画館で見た時は、肝心な部分は画面が暗くなっててボカシ入ってるしハッキリ見えませんでしたヨ(泣)
あ~アレックスくんのぶらぶら見たかった~!ショック(笑)
はぅッ。ワタシのイカガワしいブログの紹介までして頂きまして、ありがと~ございますデス♪
でわ、また~。
No:88 2007/11/29 23:47 | るぴ子 #- URL [ 編集 ]
お返事
>プラトニックなお相手は「クライブ」くんだったかと思います。
その通りですねっ!ヒュー・グラントは「クライブ」くんでした。「この人、こんな映画に出てたんだー!」ってことにびっくりして、役の名前を忘れてました;
>あ~アレックスくんのぶらぶら見たかった~!
そうなんですよ。結構モロ出しで歩きまわってたと思います、彼w「クライブ」くんは、最初から最後まで服着てましたけどね(笑)
私もまた遊びに行かせて頂きます♪
No:90 2007/11/30 23:05 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
お返事
N様、ブログの方にもコメントありがとうございました~!
やっぱり『モーリス』ご覧になってる方、多いんですねっ。
腐女子必見の映画だと思うんですけど、私の解説じゃ、見た方にしか分からない…(><)
『趣味はゲイビデオ鑑賞です。』の寛子さんにお願いして、ちゃんとした解説を書いて頂こうと計画中ですw
やっぱり日本だと笑いませんよねー。私も何であんなとこで笑いが起こったのか???
英語があんまり出来なかったんで、「何で笑ってるの?」って、聞かなかったんですけど、今思い返しても不思議です。
No:91 2007/12/01 16:35 | 蛍 #- URL [ 編集 ]
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